金沢駅徒歩3分、日本人にも泊まりやすいシンプルなゲストハウスです。

ホテルの館内撮影をする際、一番気をつけていること。

こんにちは、ブルーアワーカナザワです。

先日、館内の写真撮影を行いました。

ブルーアワーの館内写真の一部はプロのカメラマンに撮っていただきましたが、そのほかの写真の多くはスタッフ自ら撮影しています。

あーでもない、こーでもないと試行錯誤を繰り返し、素人ながらに良い写真を狙っています。

プロが撮るような完璧な写真は撮れないけれど、素人目線で実際に泊まるゲストになりきって、この場所はこんな風に使うようね、あの場所にいたらこうゆう気持ちになるよね、と想像を膨らませながら進めます。

2枚目の写真は女性専用エリアでくつろぐシーンを撮影しています。
この場の雰囲気が伝わるでしょうか?

もちろんプロが撮影した写真は美しく綺麗な出来栄えです。
素人が撮影した写真と比べて明らかに仕上がりが異なります。

一方で、どこか離れた世界の一枚のごとく、自分ごととして消化できない側面もあります。洗練されたラグジュアリーホテルであれば、そんな非現実な写真に惹かれる方もいるので問題ありませんが、私たちはゲストハウスです。

これから泊まりに来るお客様には親しみを抱いて欲しいし、ゲストハウスでの滞在が旅行の一部としてありありと想像できるような写真の方がより良いと感じています。

お客様が自分ごとととして消化できること。
ホテルの写真をみて、自分の旅行と重ねることができること。

そんな一枚一枚が、とても重要です。

ゲストハウス開業を記念して、オープニングキャンペーンを行うことの是非

先日のFacebookの投稿でブルーアワーカナザワは定額料金です、平日は3,000円、土曜日は3,500円と言ったばかりですが、各方面の方々から開業時くらいオープニングキャンペーンくらいやりなさいとご指摘を受けました。

確かに、開業まですごく時間がかかってしまい首を長くして待っていただいた方に少しでも報いたいという気持ちもあり、12月・1月のみオープニングキャンペーンを行うことにしました。

平日休日問わず、1泊2,500円です。
年末年始で他のホテルが高い日も、1泊2,500円です。

すでにご予約済みのお客様についても、上記の通りみなさま2,500円とさせていただきます。

実はこのキャンペーンを行うかどうかで社内で大きな議論がありました。

もうすでに定額と謳っているのに、後出しじゃんけん的でカッコ悪いとか、
すでに予約を頂いたお客様はその料金で満足して予約しているわけで、わざわざ値下げをする必要がないとか。

それでも、最終的にはキャンペーンを行うことになりました。

定額とはじめに謳っている以上、やはり料金は下げたくありません。
ただ、長らく待っていただいたかたの期待に料金で応えるためには、開業直後のこのタイミングしかありません。

なぜなら、何の理由もないタイミングでの値下げは、ただの値下げだからです。

すみません、運営サイド側の話になってしまいました。
それでは、みなさまのご予約をお待ちしております!

なぜゲストハウスに「旅する本」というコーナーを作ったか

当ゲストハウスには、宿泊者向けに閲覧用の本を多数揃えています。

旅行関係の本から、建築の本、ビジネス書やファッション雑誌まで多種多様な本があります。
旅先での夜の時間を持て余したら、ぜひお気に入りの本があるか探してみてください。

加えて、新たに「旅する本」というコーナーを作りました。
この本棚にある本は、自由に交換が可能な本です。

旅行に出かけた時に持ち出した本がありもし読み終えていたら、ぜひこの本棚の本と交換してください。

なぜ「旅する本」というコーナーを作ったかというと、旅先には必ず本を持ち歩く人がいるはずです。

移動する電車やバスの中で読んだり、就寝前のゲストハウスのベッドの中で読むために、わざわざ旅行に出る前に本を購入する人も多いのではないでしょうか?

でも、読んでしたまった本の行き場所に困ってしまったことはないでしょうか?

せっかく旅行のために購入したのだから捨てることもできないし、だからといって旅行中ずっと読み終えた本をカバンの中にしまっておくのは重くてしんどい・・

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むかし、海外を旅した際に、よくゲストハウスを利用していました。
そこには読み終えた本を交換できる本が、ぎっしり詰まった本棚がありました。

読み終えた本をその棚に置き、代わりに誰かが置いていった本を取る。
自分が置いていった本は、まだ誰か知らない旅人によって、違う街に運ばれる。

そんな旅人が転々と旅をするように、本も世界中をぐるぐると旅をする様がとても印象的でした。

なにより、自分では購入しない本を手に取り知らない世界を知ること。

自分とはぜんぜん異なるバックグラウンドの旅人が置いていった本を、会ったこともないのに興味を惹かれ手に取ること。

そんなことに、意味もなく感傷的になったりしたことがありました。

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こんな素敵な仕組みは導入するしかないわけで、さっそくブルーアワーカナザワでも「旅する本」という棚を設置したわけです。

まだまだ数が少ないし、日本語と英語の本しかないのですが、徐々に世界各国の本を集めてみたいと思います。

1年後の本棚がどんな本で埋まっているか想像するだけで面白いですね。

Blue Hour Kanazawaの宿泊料金を定額にする理由

Blue Hour Kanazawaの宿泊料金は、定額料金です。

平日3,000円、土曜祝前日および年末年始・大型連休は3,500円です。

多くのホテルは変動料金を採用しており、前年の実績や予約の入り込みによって料金を変動させて売上を最大化させる努力をしています。(イールドマネージメントと言います。)

昨年一部のホテルがGWやお盆の料金を通常の5,6倍まで上げてメディアで大バッシングを受けてましたが、個人的には需要のバランスの上に料金が成立しているので何ら問題はないと考えています。

そんな売上最大化の施策であるイールドマネージメントですが、お客様側とホテル側双方にデメリットがあります。

まず第一に、お客様が安心して予約できないこと。

同日同部屋の料金が、予約するタイミングで異なるので、一体いつ予約すれば一番お得に予約できるのか分かりません。

少しでも安く泊まりたい人にとっては、異なる日にちで何度も料金を検索したりするコストが発生します。加えて、自分が予約した後にどんどん料金が下がっていくのは面白く感じないはず。

一方でホテル側にとっても料金を上げ下げする手間と管理コストが発生します。

お部屋の在庫を様々な宿泊予約サイトで販売しているため、1つのサイトで料金を下げれば、他のサイトでも下げないと料金の整合性がとれません。

これが結構大変です。加えて料金決定要因の大事な1つである競合ホテルの料金を調べるのも時間がかかります。

以上の理由から、変動料金は双方に問題を孕んでいます。

私たちは、それらのコストを払うなら多少売上は下がるかもしれないけれど、その空いた時間でお客様の滞在満足を上げることを考えたり、もっと多くのお客様を呼べるようマーケティングに力を入れた方が良いと判断しました。

みなさん、安心して泊まりに来てくださいね。