ゲストハウス開業を記念して、オープニングキャンペーンを行うことの是非

先日のFacebookの投稿でブルーアワーカナザワは定額料金です、平日は3,000円、土曜日は3,500円と言ったばかりですが、各方面の方々から開業時くらいオープニングキャンペーンくらいやりなさいとご指摘を受けました。

確かに、開業まですごく時間がかかってしまい首を長くして待っていただいた方に少しでも報いたいという気持ちもあり、12月・1月のみオープニングキャンペーンを行うことにしました。

平日休日問わず、1泊2,500円です。
年末年始で他のホテルが高い日も、1泊2,500円です。

すでにご予約済みのお客様についても、上記の通りみなさま2,500円とさせていただきます。

実はこのキャンペーンを行うかどうかで社内で大きな議論がありました。

もうすでに定額と謳っているのに、後出しじゃんけん的でカッコ悪いとか、
すでに予約を頂いたお客様はその料金で満足して予約しているわけで、わざわざ値下げをする必要がないとか。

それでも、最終的にはキャンペーンを行うことになりました。

定額とはじめに謳っている以上、やはり料金は下げたくありません。
ただ、長らく待っていただいたかたの期待に料金で応えるためには、開業直後のこのタイミングしかありません。

なぜなら、何の理由もないタイミングでの値下げは、ただの値下げだからです。

すみません、運営サイド側の話になってしまいました。
それでは、みなさまのご予約をお待ちしております!

Blue Hour Kanazawaの宿泊料金を定額にする理由

Blue Hour Kanazawaの宿泊料金は、定額料金です。

平日3,000円、土曜祝前日および年末年始・大型連休は3,500円です。

多くのホテルは変動料金を採用しており、前年の実績や予約の入り込みによって料金を変動させて売上を最大化させる努力をしています。(イールドマネージメントと言います。)

昨年一部のホテルがGWやお盆の料金を通常の5,6倍まで上げてメディアで大バッシングを受けてましたが、個人的には需要のバランスの上に料金が成立しているので何ら問題はないと考えています。

そんな売上最大化の施策であるイールドマネージメントですが、お客様側とホテル側双方にデメリットがあります。

まず第一に、お客様が安心して予約できないこと。

同日同部屋の料金が、予約するタイミングで異なるので、一体いつ予約すれば一番お得に予約できるのか分かりません。

少しでも安く泊まりたい人にとっては、異なる日にちで何度も料金を検索したりするコストが発生します。加えて、自分が予約した後にどんどん料金が下がっていくのは面白く感じないはず。

一方でホテル側にとっても料金を上げ下げする手間と管理コストが発生します。

お部屋の在庫を様々な宿泊予約サイトで販売しているため、1つのサイトで料金を下げれば、他のサイトでも下げないと料金の整合性がとれません。

これが結構大変です。加えて料金決定要因の大事な1つである競合ホテルの料金を調べるのも時間がかかります。

以上の理由から、変動料金は双方に問題を孕んでいます。

私たちは、それらのコストを払うなら多少売上は下がるかもしれないけれど、その空いた時間でお客様の滞在満足を上げることを考えたり、もっと多くのお客様を呼べるようマーケティングに力を入れた方が良いと判断しました。

みなさん、安心して泊まりに来てくださいね。

開業後すぐのゲストハウスに、多くの宿泊客が訪れる理由

おはようございます。ブルーアワーカナザワです。

昨日は土曜日ということもあり、23名のゲストが宿泊されました。開業翌日にも関わらず多くのゲストが当館を予約され、私たちもとても驚いています。

宿泊したゲストの国籍は様々。日本、香港、シンガポール、アメリカ、フランス、スペイン、アイルランド、そして遠くは南米のチリ。

当然みなさん、私たちが昨日開業したことは知らず当館を予約されています。慣れないオペレーションに戸惑い慌しく動くスタッフを尻目に、思い思いの時間を過ごされていました。

それにしても便利な時代になりました。
開業翌日、認知度もまだ全くない当ゲストハウスにこんなにも多くのゲストを呼べるなんて。

想像するに、以前はお店を開業したらチラシを配ったり各方面に営業に出向き少しずつ認知度を高め、来ていただいたお客様を最大限もてなしリピートしてもらう必要があったのに、今はインターネットを上手に利用すれば手間も時間も省け集客でき、ネット上のレビューで次の集客に繋げてしまう。

もちろん提供するコンテンツは、消費者に満足してもらう必要はありますが、お店を開業する側にしてみれば、開業後の集客コストが圧倒的に低くなりとても助かります。

と同時にネットさえ上手に活用できれば誰でも繁盛店を作れてしまうので、競合店が増える可能性も増し複雑な気分でもあります。

というわけで、まだまだやらなければならない事があり大変ですが、引き続きがんばります。